活動履歴(もくじ)


2016年12月21日(水)第10回学び合いカフェ

記念すべき第10回目。人文学部2年の草苅優太さんに『「ショーペンハウアーの幸福論」~リア充じゃなくたっていいじゃない』というタイトルで、 普段はあまり考えない〈幸福〉について、話をしてもらいました。自分にとっての〈幸福〉とは何だろうか?と改めて考えさせられる会となりました。

ショーペンハウアーとの出逢い
草苅さんはニーチェ(1844~1900)に傾倒し、哲学を学び始めました。そのニーチェに影響を与えた哲学者の一人がショーペンハウアー(1788~1860)です。草苅さんは、ショーペンハウアーの著書『幸福について』に出逢ったとき、「この本こそが最も〈幸福〉の真理に近い」と確信したそうです。さて、ショーペンハウアーの言う〈幸福〉とは何なのでしょうか。
苦悩と退屈がなければ〈幸福〉
リアルに生活が充実(リア充)していれば〈幸福〉なのでしょうか?はたまた、友達が多ければ〈幸福〉なのでしょうか?ショーペンハウアーは「苦悩と退屈がなければ〈幸福〉」と説きます。それに加え、「若者は世界が〈幸福〉なところだと思い込んでいる」と批判します。
どうでしょうか。ショーペンハウアーの〈幸福〉論は、私たちがイメージするものとは一味違うものではありませんか。これを足掛かりに、草苅さんのメッセージが展開します。
周りが扇動する〈幸福〉に踊らされていないだろうか?
〈幸福〉の在り方は一つではないのです。一風変わったショーペンハウアーの〈幸福〉論に出逢い、草苅さんは救われたそうです。メディアや周りの人たちが創り上げた〈幸福〉に振り回されてはいけない、と気付いたのです。「自分で“こうだ!”というものを掴まなければならない」と草苅さんは力強く語ってくれました。
哲学を通して、考えよう!
「哲学は考えさせる“だけ”」とも草苅さんは強調します。答えを示してくれる訳ではないのです。草苅さんは、講演の締めくくりとして、以下の歌詞を引用されました。
   なにが君の しあわせ
   何をして よろこぶ
   わからないまま おわる
   そんなのは いやだ   (『アンパンマンのマーチ』より。)

第10回学び合いカフェまとめ
ショーペンハウアーの〈幸福〉論は一見、厭世的でネガティブで、少しばかり違和感を覚えます。でも、それと同時に、自分の中にはいつの間にか創り上げられた〈幸福〉論があることに気付きます。それはメディアが創ったものなのか?周囲の友人が創ったものなのか? は分かりません。でも、自分で創ったものではないのでしょう。
自分にとっての〈幸せ〉とは?〈喜び〉とは? 何なのでしょうか。難しい問題ですよね。でも、分からないまま終わるのはイヤだ! 草苅さんの話を通して、そう感じさせてもらいました。
さあ、「自分にとって〈幸福〉とは何か」、考えてみませんか。

第10回学び合いカフェ開催レポートのPDF版はこちら(PDF版にはアンケートに対するコメントも掲載しています。)



2016年11月16日(水)第9回学び合いカフェ

今回の講師は、自然科学研究科博士1年の今井大達さん。様々なタンパク質のはたらき、そして最新の話題に至るまで、タンパク質の世界を語ってくださいました。

タンパク質ってなんやねん!?
「タンパク質」って言葉は日常的に聞いています.でもタンパク質はどんな物質で,どんな働きをしているのでしょう? そのような点からわかりやすく解説していただきました. タンパク質はアミノ酸がつながってできていて, 20種類のアミノ酸のつながり方の違いにより, 多様なタンパク質ができます. 筋肉はタンパク質,納豆のネバネバもタンパク質. そう,そしてあの 「ガ◦キーも,タンパク質。」 (髪や爪もタンパク質でできていて,水を除いた体の60%はタンパク質とのこと!)

さまざまなタンパク質がはたらいている!
「酵素」という言葉も日用品などでよく聞きます.酵素もじつはタンパク質で,体の中でお酒を分解するとか,服の汚れを分解するとか,働いているわけです. 筋肉ではタンパク質が動くことによって収縮がおこるということで, 動画も見せていただきました.脳ではバソプレシン受容体というタンパク質が,浮気しやすさに影響する! という ‘ハタネズミ‘ の研究例を紹介していただきました.

まだまだ広がるタンパク質の世界
スーパーコンピュータでシミュレーションすると細胞の中はタンパク質で一杯とか.体の中のタンパク質は10万種類あって, 働きがわかっているのは1万種類だとか.まだまだ明らかでないミクロの世界に好奇心がくすぐられる内容でした.今話題のオートファジーについても簡単に解説していただきました!

第9回学び合いカフェまとめ
今井さんの発表は随所にギャグが冴えわたり, とても楽しい時間になりました!楽しく解説してくれる今井さんの姿に,陰ながら働いているタンパク質のすごさを知ってほしい!という熱意が感じられました.多様なタンパク質が,それぞれ固有の働きをもっている.私たちの体の中でも働いているし,様々に応用されている.「タンパク質の可能性は無限大」 ということを教えていただきました.タンパク質のミクロの世界は広大で!好奇心とともに発表にひきこまれてしまいました.今も,私たちの体の中で無数のタンパク質が働いているのでしょう.

第9回学び合いカフェ開催レポートのPDF版はこちら(PDF版にはアンケートに対するコメントも掲載しています。)



2016年10月23日(日)第57回新大祭に出展しました

ザ☆ビヨンドとしては2回目の新大祭出展。今回は、4人の在学生に自身の研究や課外活動について話をしてもらいました。各回とも10人以上の参加があり、盛況となりました!
昨年に引き続き、院生による研究紹介パネルの展示、そして、長岡技科大の活動によるコラボ展示も行いました。

いのちの学問
トップバッターは自然科学研究科修士課程2年の南斉千絢さん。南斉さんは農学部出身で、現在は、ネズミを用いた体外受精の研究をされています。胚培養士という職業についても紹介してもらいました。動物実験や体外受精というテーマを通して、「いのち」について考えさせられるお話でした。
がんは2人に1人がかかる?放射線を利用した最新のがん医療
2人目の発表者は、自然科学研究科修士課程2年の宮田恵理さん。理学部物理学科出身で放射線治療の研究に励む宮田さんには、放射線の基礎知識から、放射線を用いた最先端がん治療について、話をしてもらいました。加えて、近年、日本でも広まりつつある、医学物理士という職業についても紹介してもらいました。
トンボに学ぶ環境
「トンボを追って10年」という理学部自然環境科学科2年の玉田明洋さんには、トンボの生態とそこから学べる環境について語ってもらいました。トンボの特徴や里山環境の大切さを学べたお話でした。また、トンボが見ている色に関する研究アイデアも話してくれ、ワクワクする内容でもありました。
悪口から学ぶニーチェ入門–嫉妬の哲学–
最後に登壇したのは、人文学部人文学科2年の草苅優太さん。草苅さんは、ニーチェに傾倒する哲学徒です。ニーチェの生涯から始まり、「嫉妬」というキーワードを軸に、「弱い人」と「強い人」の違いについて掘り下げました。素直になろう、という彼からのメッセージも印象的でした。
大学院生による研究紹介パネル展示
9人の大学院生による研究紹介パネルの展示も行いました。日本アニメの文化研究、脳研究、生活習慣の研究、哲学、物理学、生物学…新潟大学で展開されている多様な学問の一端を紹介しました。通り掛かりの人も足を止めて見てくれました!
長岡技術科学大学の活動も協力展示してくれました!
大学の垣根も越えて、長岡技科大Kawaii理科プロジェクト発のベンチャー「SEEN(Science Education & Entertainment Nagaoka)」のグッズ展示も行いました。“科学をもっとおしゃれに科学をもっとたのしく”というキャッチフレーズで活動する「SEEN」の魅力を紹介することができました。「SEEN」のウェブサイトはコチラ→http://scienceeen.com/。グッズ販売も行っています!

第57回新大祭への出展を終えて
昨年に続き、2度目の新大祭出展でした。学生による講演では、毎回10人以上の方が参加しくれました。参加してくれた方々だけでなく、登壇した学生にとっても貴重な機会を設けることができました。ザ☆ビヨンドが、新潟大学の学びを盛り上げる活動の一つになれば幸いです。今後ともよろしくお願いします!&来年もお楽しみに♪

第57回新大祭出展レポートのPDF版はこちら(PDF版にはアンケート結果や写真も掲載しています。)



2016年7月14日(木)第8回学び合いカフェ

今回の講師は、いきものサークルふかみどりの 藤岡孝一朗さんと玉田明洋さん。「いきものに魅せられて」というタイトルの下、藤岡さんからはサークルの活動紹介、玉田さんからはトンボを通して見る自然の魅力について、たくさんの写真と共にお話して頂きました。

いきものを「見る・捕る・食べる」
いきものサークルふかみどりは、2008年に発足したサークルで、その活動は大きく分けて、「見る・捕る・食べる」に分けられます。バードウォッチングをしたり、虫採りをしたり、ときには川に入り、魚などの水中生物を採ったり(ガサガサというそうです)…とアクティブに活動されています。活動範囲も、新潟に留まらず、沖縄に遠征に行ったりもするそうです!
また、捕った魚やウシガエル、育てた作物を調理し食べることも、活動の一つになっています。九州からスッポンを取り寄せて、食べたこともあるそうです!
新潟大学にも、たくさんのいきものが!
五十嵐キャンパス内でも、様々ないきものが見ることができます。キャンパス内で撮影した、いきものの写真もたくさん見せて頂きました!
トンボから見える環境の変化
玉田さんには、熱中しているトンボについて語って頂きました。日本には、なんと199種類ものトンボがいるそうです。玉田さん曰く、日本はトンボに恵まれた国。
トンボは、環境に敏感な生物で、トンボの生態を知ることで、その土地の環境について見えてくることも多いとのことです。
(玉田さんの目標の一つは、日本に生息するトンボを全種類捕まえることだそうですよ!)

第8回学び合いカフェまとめ
「一年の活動を通して、季節感を感じることができる。」
「いきものを知ることで世界の見方が変わる。」
藤岡さんと玉田さんの言葉には、何度もハッとさせられました。自然と聞くと、どこか遠くにあるものとさえ、思ってしまいます。でも、私たちも自然の中に生きています。藤岡さんと玉田さんには、新潟大学五十嵐キャンパスでも味わうことができる身近な自然の魅力を中心に、たくさんの写真と共に、楽しく、紹介して頂きました。 何気ない日常の中で、身近な自然について思いを馳せてみるのも楽しそうです。見える世界が、ちょっぴり変わるかもしれません。

第8回学び合いカフェ開催レポートのPDF版はこちら(PDF版にはアンケートに対するコメントも掲載しています。今回は、「おまけ」のいきものコラム付きです。(^^)♪)



2016年5月26日(木)第7回学び合いカフェ

準備中です。m(__)m



2016年4月27日(水)第6回学び合いカフェ

今回の講師は、経済学部4年の秋山海人さん。「格差と不平等」というタイトルで、『21世紀の資本』の解説をして頂きました。そして、自由と平等のパラドックス、経済学とはどんな学問なのか、についてもお話して頂きました。

自分の学問で誰かを幸せにしたい。
秋山さんが経済学を学び始めたきっかけ。それは、「自分の学問を使って、誰かが幸せになればいいな」という願いでした。そこで、お金の学問である経済学を志したそうです。(ステキな動機ですよね!)
格差を生み出す社会が持つ不等式:r>g
フランスの経済学者、トマ・ピケティ氏による著書『21世紀の資本』は、分厚い経済書ながらベストセラーとなり、話題を呼んでいます。ピケティ氏は、膨大な歴史的データを分析し、格差を論じました。秋山さんには、この本の主題ともなっている、「r>g」という不等式について、解説して頂きました。
r(資本収益率)>g(経済成長率)
この不等式は、「労働で得られる給料が生む格差よりも、(不動産などの)資本が生む格差の方が大きい」ということを意味します。資本家がどんどんお金持ちになり、労働者からはより多くのお金が搾取されてしまう、という状況にあるのです。
ピケティ氏は、格差是正のアイデアとして、“資本税”の導入を提案しました。しかし、実際にそれを導入するには、クリアすべき課題も多いとか。。。
自由と平等のパラドックス?
『21世紀の資本』の話に続き、秋山さんには、「自由と平等のパラドックス」について、お話して頂きました。
AさんとBさんのどちらかが、ある一冊の本を読む。話の中では、そんなシーンを例に、簡単な数式を交えつつ、「自由と平等は両立できない」という場合を紹介して頂きました。

第6回学び合いカフェまとめ
当たり前のものだと思っていたものを問い直す。複雑な現実の中から本質を見極める。経済学の持つ、そんな魅力に触れて、今回の学び合いカフェは締めくくられました。
今回、秋山さんに講師を務めて頂いたのは、学内書評誌『ほんのこべや』の記事がきっかけでした。『21世紀の資本』の秋山さんによる紹介文や格差に関する説明がとても分かり易かったので、登壇をお願いしました。
イベント当日も、分かり易い説明で、難しいイメージの経済学を紹介して下さりました。 加えて、秋山さんが持っている、経済学や学ぶことに対する想いも聴くこともできたので、内容がとても充実した会となりました。
新潟大学は総合大学です。様々な専門性を持った学生が在籍しています。それぞれの学問の魅力、そして、それを学ぶ人の魅力にも触れられるイベントの開催を続けていきたいと改めて感じることができた会でした。2016年度もよろしくお願いいたします!

第6回学び合いカフェ開催レポートのPDF版はこちら(PDF版にはアンケートに対するコメントも掲載しています。)



2016年3月16日(水)第5回学び合いカフェ

今回の講師は、淡路大輔さん(自然科学研究科修士2年)。これまでの学び合いカフェにも何度か足を運んで頂き、この活動に興味を持って下さった淡路さん。今回は講師として来て頂き、大学院での研究の傍ら学んできた「プレゼンテーション×デザイン」についてお話して下さいました!

専攻は物理なのになぜデザイン?
淡路さんの専攻は分子シュミレーション。なぜデザインを勉強するようになったのでしょうか?学部生の頃、同期に「センスないね」とバッサリ言われ、ショックを受けた淡路さん。大学院ではゼミ、学会などでプレゼンは必須。聴衆に分かりやすく説明するためにはデザインに気を配る必要がある!と考え、デザインの勉強をし始めたんだそうです。また、趣味でホームページを立ち上げたり、このスキルは将来働いてからも役に立つのでは?と思ったのもきっかけだったそう。

「デザインは勉強すればセンスはいらない!?」
デザインはルールがあり、論理的に説明することができると言う淡路さん。その技術「レイアウト」「色」「フォント」をどのように工夫すれば良いか一つ一つ詳しく、分かりやすく話して下さいました。また実際に悪い例を挙げてどこを改善すべきか、参加者全員で考えたりと実践的に理解することもでき、参加者全員が「なるほど!」と思える発表でした。参加者からは「こういう時はどうすれば…?」とプレゼン&デザインに関するお悩み相談もありました。

※今回発表した淡路さんのプレゼン資料はビヨンドのホームページから期間限定でダウンロード可能。【2016年3月23日まで】

第5回学び合いカフェまとめ
淡路さんは、これからプレゼンをする機会が多い学生に是非デザインを学んでほしい!という思いから今回講師として発表してくださいました。デザインにはセンスが必要だから自分は無理だとあきらめることはない。デザインは論理的に説明できる。
「デザインは勉強すればセンスはいらない!」
淡路さんが大学院生活で身に付けてきたプレゼンノウハウが詰まった発表でした!

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2016年2月10日(水)第4回学び合いカフェ

今回の講師は、経済学部4年の小谷野武さん。「1年間のカナダ留学で得たもの」というタイトルの下、留学に至った経緯、カナダでの留学生活で学んだこと、そして、帰国後の変化と今後について話して頂きました。

英語は不得意だったし、嫌いだった
今回の学び合いカフェのテーマは「留学」。講師を引き受けてくれた小谷野さんは、カナダへの私費留学の経験をお持ちです。冒頭ではいきなり、小谷野さんから「英語は不得意だったし、嫌いだった」という告白が!(びっくりでした!) ではなぜ、そんな小谷野さんが留学を意識するようになったのでしょうか?
海外へ足を運べ
留学なんて、これっぽっちも考えていなかった小谷野さんに転機が訪れます。それは、アルバイト先の居酒屋に来るお客さんたちからのアドバイスでした。出張などで、新潟に来ていた方々から、異文化を体験するため、価値観を広げるため、海外へ足を運びなさいとの言葉をもらったのです。
留学生交流会に突撃!
経験豊富な人生の先輩たちからのアドバイス。小谷野さんは、それらと向き合い、行動に移します。学内で開催された留学生交流会に意を決して参加したのです。(サークルの友人も驚いたそうですよ!) 不慣れな状況や緊張と格闘しつつも、自分の英語を理解してもらえる喜び、日本語ではない言語で他国の人とコミュニケーションをとれる楽しさに、小谷野さんは魅了されていきます。家族も説得し、大学も休学しました。とうとう海外生活が始まります。
会話と飲みで英語コミュニケーション
留学生との交流を経て、留学に踏み切った小谷野さん。行き先はカナダです。トラブルも楽しみながら、必死に英語生活に挑みます。やはり、座学による英語の勉強は好きになれない小谷野さんは、とにかく他の学生と話したり、飲みに繰り出すことで、英語を話せる自分を作り上げていきました。そして、日本語を教えるボランティアを頼まれるくらいにまでなりました。
これからは海外勤務へ向けた修行期間
英語も話せるようになった。海外に住む友人もたくさんできた。気付くと、「海外勤務したい!」という気持ちが沸き上がってきます。就職先では、海外勤務も目指せます。それを目標にしつつ、4月からの仕事に挑みます。小谷野さんが海外で活躍する日は遠くありません。

第4回学び合いカフェまとめ
小谷野さんは、新潟大学を1年休学し、カナダに留学していました。確かに、時間を掛けましたし、お金も掛かったことでしょう。でも、小谷野さんの言葉や姿からはキラキラした雰囲気が溢れていました。それはきっと、留学に掛けた時間やお金以上のものを得られたからだと、今回のお話から感じることが出来ました。学びたいことがある。チャレンジしたいことがある。越えたい自分がいる。だったら、「大学生活、5年間になったっていいじゃない」。

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2016年1月13日(水)第3回学び合いカフェ

自然科学研究科博士2年小林良彦さんの発表でした。(ビヨンドのリーダーです!!)

「あなたの好きな元素は何ですか?」
この質問から発表が始まりました。参加者に周期表が配られ、それぞれの元素について詳しい説明をしてくださいました。それぞれの元素にいくつものエピソードがあるという事は驚きでした(小林さんが好きなのは109番目元素のマイトネリウムだそうです。名前の由来になった科学者について熱く語ってくださいました)。参加者のほとんどの方が初めて周期表をこんなにまじまじと見たのではないでしょうか。元素についてこんなに思いを馳せたことはないので、とても新鮮でした。

参加者も一緒になって、ひたすら元素、原子について話す1時間になりました!
そこから昨年12月に日本の研究者が命名権を獲得した113番目の元素の話に発展しました。日本が元素の命名権を得るのは今回、3度目の正直だったそうです。また、新しい元素を作るということはどういうことなのか?どのような装置を使うのか?ということも詳しく説明してくださいました。話してるうちに、そもそも元素、原子ってなんだ?と原点に戻ってみたりと、参加者と発表者が一体となり自由に話が進む回でした。

第3回学び合いカフェまとめ
「全てのものは原子からできている。」そんなこと言われなくても知っているよ!と思いがちですが、それぞれの元素に様々なロマンが詰まっているとは知らない人も多いはず。たまには周期表を見て、一つの原子について考えてみるのも面白いかもしれないと思えるような発表でした。

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2015年12月16日(水)第2回学び合いカフェ

新潟大学日本酒サークル『雪見酒』の代表、富原健一さんの発表でした!

  

「自分に合う日本酒は絶対にある」   日本酒に対する熱い思いが伝わる発表でした!
日本酒は気になるが以前飲んだのが美味しくなかった。どんな日本酒を飲んだらいいか分からない、と思う人は多いが、富原さんは誰にでも自分に合う日本酒はあると言います。ただ日本酒を飲むだけでなく、それぞれのお酒を飲んで自分が感じたことを紙に書きだすことで自分に合った日本酒が分かってくるそうです。

日本酒の種類、製造法などの基礎からおすすめの酒屋まで盛りだくさん!
普段意識することなく飲んでいるお酒。その基礎知識を学ぶ会となりました。燗を飲むなら口の広いお猪口を使うとよいそうです。他にも、日本酒の製造方法と名称の関係性や種類による味の違いなどを分かりやすく解説して頂きました。今度から日本酒を選ぶ際ラベルを見るのが楽しくなりそうです♪

第2回学び合いカフェまとめ
「はじめよう!日本酒ライフ」というテーマ通り日本酒の基本知識をたくさん盛んだ内容の濃い発表となりました。何より、発表者の富原さんの日本酒を愛する気持ちが伝わる素敵な発表でした。

第2回学び合いカフェ開催レポートのPDF版はこちら



2015年11月18日(水)第1回学び合いカフェ

ついに図書館(Pestalozzi cafe前)で第1回目のイベントを開催することができました。

 

今回は、自然科学研究科M2の栗林なな子さんによる「暑さに強いおいしいお米をつくる!」というお話でした。お話の途中で様々な意見が飛び交いとても盛り上がりました。

  

実際にお米の試食もみんなで行いました。⇒通常のコシヒカリと高温耐性コシヒカリを目隠しし、Aのお米とBのお米として食べ比べました。普通のコシヒカリと暑さに強いコシヒカリ、見た目や味の違いがわかるか、どちらが美味しいかなど意見交換を行いました。

栗林さん、新潟大学中央図書館様。Pestalozzi cafe様、そして参加して下さった皆様、ありがとうございました。



2015年10月18日(日)第56回新大祭に出展しました

ザ☆ビヨンドの活動の一つ目として、新大祭2015でイベントを開催しました。以下は開催ポスターとプログラムです。

 

今回のイベントでは、運営メンバーの発表だけでなく、新潟大学ロボコンチーム科学技術研究部、そして、長岡技術科学大学のKawaii理科プロジェクトにも協力して頂きました。学部だけでなく、大学を越えてイベントを開催することが出来ました。

  

(左)村田菜摘さん(自然研M1)による細胞内のはたらきの説明と世界最小タンパク「シニョリン」の模型作成ワークショップ。

(中央)阿部ふく子さん(東大研究員・新潟大学人文学部卒)による哲学対話。

(右)Kawaii理科プロジェクトの活動・グッズ紹介展示。

以下は当日のアンケート結果です。ご協力下さった皆様、ありがとうございました。

ザ☆ビヨンド
〒950-2181 新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050番地

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